Ley Line Breach

テイワットの脆い現実は、元素の記憶と力の地下ネットワークである**地脈（Ley Lines）**によって結ばれています。アビスが恒久的な足場を築こうとする時、彼らはこの地脈を標的とし、**地脈の裂け目（Ley Line Breach）**と呼ばれる破滅的な傷口をこじ開けます。そこでは、アビスの腐敗したエネルギーがテイワットの元素秩序と激しく衝突します。

原神ミリ・アストラ（Genshin Miliastra）は、これらの脆弱な地脈ノードの上に、防御と攻撃を同時にシミュレートするために設計された対称的な訓練場を設けました。二つのチームは絶望的な競争に身を投じます。それぞれのチームには、防衛タワーに力を与え、戦略を決定づける、ランダムで不安定な元素の属性が割り当てられます。

真の目的は、裂け目の力の掌握です。各陣営の基地の奥深くには、それぞれの守護となる元素の核（Elemental Core）が存在します。この核はチームに元素の優位性を与えます。敵の防衛を打ち破るため、指揮官は敵基地に潜入し、敵の元素の核を占領し維持しなければなりません。これにより、相手チームの元素による支配力が一時的に無効化されます。

この短い脆弱な期間こそが、前進し、敵の究極的な腐敗の源であるアビスのポータルを封印するための唯一のチャンスとなります。敵の裂け目を閉ざして初めて、勝利が達成され、地脈が安定化されるのです。

ゲーム開始時、両陣営にはランダムな元素（エレメント）（炎、氷、水、雷）が割り当てられます。拠点（タワー、元素の核、シールド）および一部のミニオンは、この元素によって決定されます。また、チーム全体に以下のバフ（強化効果）が付与されます。
- 炎（パイロ）： 与えるダメージ +10%
- 水（ハイドロ）： 受けるダメージ軽減 +10%
- 氷（クライオ）： クールダウン効率 +10%
- 雷（エレクトロ）： 移動速度 +10%

すべてのプレイヤーには、以下のルールに基づき、ランダムなクラスとランダムな元素が割り当てられます。
- 敵陣営の元素を持つことはできません。
- 陣営の元素は、チームが4人の場合は2人のプレイヤーに、それ以外の場合は1人のプレイヤーに割り当てられます。

プレイヤーは自身のアビスのポータルから元素エネルギーを採取し、これにより割り当てられた元素をスキルに注入（インフューズ）することができます。注入されたスキルを使用するとこのエネルギーを消費し、エネルギーが不足している場合、スキルは注入されず、ダメージが低下し、バフ/デバフ効果およびチームメイトとの元素反応の機会が失われます。

1分後、両陣営のアビスのポータルからヒルチャールが出現し始め、敵陣営に向かって歩き始めます。プレイヤーは彼らを利用して敵を倒し、タワーを破壊し、敵拠点へと進行しなければなりません。

タワーを2つ破壊した後、敵陣営の元素の核を占領できるようになります。占領が完了すると、敵陣営のチーム全体のバフが解除され、ヒルチャールと共に味方のアビスの魔術師が出現し始めます。占領された核は、敵陣営によって回収されることでバフが再起動し、アビスの魔術師の出現が停止します。

すべてのタワーを破壊した後、アビスのポータルは最後の抵抗として、その元素の大型スライムを出現させます。ポータルを破壊することで戦闘に勝利します。

3分ごとに、戦線の中央（破壊されたタワーの数に基づいて位置が決定）に回復ドロップが出現します。回復ドロップは地面に到達すると4つの回復ポッドを生成し、集団戦の機会を提供します。

戦場には茂みが点在しており、中に入ると、攻撃するか、敵も中に入るまで敵陣営から見えなくなります。